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WHAT 石英ガラスって何?

石英ガラスは一言で言うと、超高純度のガラスのこと。
一般的な透明なガラスには、実は製造・加工をしやすくするために不純物がたくさん混ざっています。一方、ガラス本来の主成分である二酸化ケイ素の含有率が99.99%の高純度なものだけが「石英ガラス」と呼ばれ、実は皆さんのごく身近で使われているものを作るのに無くてはならない素材なんです。
例えば、パソコンやスマホのメモリー、 液晶テレビを作るために石英ガラス加工品は欠かせまんし、病院で血液や尿の検査をする分析装置の中にも、石英ガラスで作られた精密部品が組み込まれています。
石英ガラスは、耐食性・耐熱性に優れた高純度な性質を持ちます。スマートフォンやパソコンには欠かせない半導体の製造プロセスでは不純物の混入が許されず、高いレベルで純度管理がなされ、厳しい品質基準が定められています。医療分野で使用する検査機器では紫外線や赤外線を照射して検査するものがあり、不純物が混ざっているガラスは紫外線や赤外線を吸収してしまうため、不純物がなく様々な光の透過性が高い石英ガラスは医療分野でも大活躍しています。
このように目につくものではないですが、石英ガラスは、皆さんの快適な生活をしっかり支えています。

●石英ガラスの原料はSiO2(二酸化ケイ素)です。
●SiO2は地球上で2番目に多い物質で、SiO2(二酸化ケイ素)を精製して作られるのが石英ガラスです。

石英ガラスと半導体の関係

半導体はICやメモリーなどの総称で、シリコンウエハーを処理することで作られます。
半導体の製造工程は非常に高温なるため、まわりの部材に金属が含れていると溶けだした金属分がシリコンウエハーに悪影響を及ぼします。
高いクリーン度が要求される半導体製造工程においては、不純物をほとんど含まない石英ガラスを部材にすることで品質の良い半導体をつくることが出来ます。
半導体の製造は熱処理成膜や露光など様々な工程があり、半導体をつくるうえで石英ガラスは欠かせない部材の一つとなってます。

社会に役立つ石英ガラス

  • ヒメジ理化

    高度な専門技術を生かして、半導体の製造に必要不可欠な部品を開発・製造

  • 装置メーカー(半導体製造装置メーカー)

    ヒメジ理化ほかから、部品を購入し、組みあげて製造装置を製造

  • デバイスメーカー

    装置メーカが造った製造装置を用いて、半導体チップなどを製造

  • 最終製品メーカー

    半導体チップを搭載したスマートフォン、PC、自動車など、市販製品を製造

  • 消費者